やっとナイフの

レビューみたいなのが出来そうになって来たのでやります。

 

相変わらず獲物はほとんど獲れてませんが、狩猟をやっている知り合いが増え、解体の手伝いをしたり獲物の足を皮付きで一本貰ったり、更にはイノシシ一頭丸投げされたりでナイフの使用が増えました。山菜も少しずつ知識が増えて色々採れるようになって来たので、その辺での使用感をレビューして行きます。まだまだ経験が浅く、間違った事も書いてるかも知れませんが、個人の感覚は感覚として誰かの参考になれば幸いです。

 

今回書いていくのはクリスリーブグリーンベレーと、Gサカイさんのキムンカムイ(鋼材ATS-34バージョン)と、モーラナイフのコンパニオン服部刃物さんの845(鋼材VG-10)です。

 

 

まずはみんな大好きモーラナイフから

刃長:104mm

刃厚:2mm

全長:219mm

重量:84g

鋼材:スウェーデン

ハンドル:ラバー
   

どういうワケか今手元に無いので画像が無いのですが、私が持っているのはコンパニオンというナイフです。モーラナイフって検索したらすぐ出て来ますが、種類が多い上に私は店舗(無印良品)でたまたま見つけて買ったので、ハッキリとコレ!とは分からなくなってしまいました・・

 

とりあえずコンパニオンのステンレスのヤツです。

 

モーラといえば驚異的なコストパフォーマンスで有名だと思いますが、実際3000円前後で買えて(高いのもある)、よく切れるし良いナイフだと思います。

 

単純に刃の形状というか、うまく説明出来ませんがスカンジグラインドというらしいんですけど全体的に刃が薄いので、鋭い刃を付けやすいんじゃないかなと思います。

 

偶然なのか、私が見てる世界が狭いのか分かりませんが、私が知ってる限りではこのスカンジグラインドと呼ばれている形状のナイフはアウトドア用のシースナイフ(固定刃)としてはあまり見ない形状です。私は折り畳みナイフを買わないので、折り畳みの方ならあるのかな??

 

あと硬度はよく分かりません柔らかく感じ、刃物を研ぐのに慣れてない人でも研ぎやすいと思われます。

 

ただ、研ぎやすいという事は変形しやすいという事で、ちょっとした事で切れ味が低下しやすい気がします。

 

それでも私の住んでる地域の猟師の使用率の高さは異常なので、獲物を捌くのが上手くなれば切れ味を落とさずに使って行けるのでしょう。

 

刃が薄いので細かい作業もやり易いです。4本の中では一番山菜採りに向いています。

 

次は服部刃物さんの845というナイフですね。

 

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刃長:75mm

全長:172mm

刃厚:約3.5mm

重量:75g

鋼材:V金10号(VG-10)

ハンドル:マホガニー

小さいナイフですが、見た目からは想像出来ない重さ(よい意味で)VG-10という鋼材と、何より持った瞬間のハンドルが手に馴染む感じに惹かれて買ったナイフです。

 

これは解体とかには使っておらず、ちょこっと山菜取ったりしているだけなのですが、見かけによらず刃が分厚いので、ハッキリ言ってウドとかフキとかを切るような細かい作業には向いてません。

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とても小さいナイフですがフルタングとなっており、超頑丈なのは良いけどこれで薪割らんやろ・・・ってチグハグ感が否めません。でもとても気に入ってるナイフなので、このナイフにしか出来ないような事が見つかれば嬉しいです。

 

ちなみに以前このナイフを買った時に記事を上げて、魚釣りのためだけに買ったと書いたんですが

 

この前初めて渓流でアマゴが釣れたんですが、なんとこのナイフを持って行くのを忘れていたため、使用感分からずというていたらく

 

ここまで書いて「じゃあ書くなよ・・」って言われそうだなと思ったんですが、一応山菜採る時にも使ったし、なんというかスミマセン

 

さて、次は今までブログには載せてませんでしたが、物欲に負けて買ったキムンカムイというナイフです。

 

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刃長:135mm

刃厚:5mm

全長:260mm

鋼材:ATS-34

ハンドル材:G-10

重量:320g

 

結論から書くと、実際に使用してみて「買って良かった!」感が1番強かったナイフです。

 

ベテランヒグマ猟師さんとGサカイという日本の刃物メーカーが一緒に作ったナイフで、ヒグマの爪を模した形状だそうです。

今メーカーから買えるキムンカムイは鋼材がVG-10になってるみたいですが、私が購入したのはATS-34という鋼材を使用したものらしいです。

パッと握った感じではハンドル(柄)の部分はあまり手に馴染む感じがせず、買ったのは失敗やったかな〜と思ったのですが、実際に獲物の解体に使ってみると、信じられないぐらい使い易いナイフでした。

まず刃の形状。先述のグラインドの話ではなく

 

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刃を横から見た時の形で、刃先が上に向かってカーブしている。これはスキナー(皮剥ぎ)ナイフと言われるナイフに多く見られる形らしいです。

 

そもそも何故このナイフが欲しかったのか

 

私は最初は(なんなん皮剥ぎ用ナイフって・・そんなん言い出したら何本ナイフ用意せなあかんねん、そもそもちょっと形が変わったぐらいで何が変わんねんいらんやろこんなん、アラビアンナイトか)とか思ってたんですが、実際に他人のスキナーナイフを借りてイノシシの皮剥ぎをやってみた時に

 

あああっ!!全っっっ然違う!!めっちゃやり易い!欲しいっ!!

 

と言い、スキナーナイフ兼グリーンベレーに何かあった時のための予備ナイフを探し回り、このナイフに辿り着きました。ただし厳密に言ってキムンカムイをスキナーナイフと呼んで良いのかどうかは分かりません。あしからずー

 

グリーンベレーはナイフとしてのポテンシャルは凄まじいと思うのですが、どうしても器用貧乏という感じになってしまいます。

その点このキムンカムイは獲物の解体に特化してるだけあって、とにかく獣を捌く色んな場面で使いやす過ぎて、解体となるとつい使ってしまいます。

 

でも、こういう使い勝手もグリーンベレーでの解体の経験があるからこそ分かる事なので、色々試すのは悪くないと思います。

 

そしてこのキムンカムイATS-34という鋼材ですが、ネットでザッと調べたら日本の日立金属という会社?が作ったもので、世界的に評価が高く、長年愛されて来たにも関わらず大分前に生産中止になっていて、更には会社自体も昨年売却されているという事で

 

レア度が上がって価値が上がるのか?無くなって行くならレビューする意味が薄いのか??とも思いましたが、ネットを見るとまだまだ加工前のATS-34ATS-34を使用したナイフは出回ってるので、なかなか入手困難とはならないような気がします。

 

それでも、気になるナイフでATS-34を使用しているモノがある方は、早目に入手しておいた方が精神衛生上は良さそうですね。

 

ちなみにイノシシ一頭解体して、関節外す時にグリグリやったりかなり荒く使っても、ほとんど切れ味が落ちませんでした。

 

勿論多少は刃が傷んでいたので終わってから研ぎ直しましたが、研ぎ直すのもそれほど大変ではなく、評判通りの鋼材だなと思います。

 

ゆくゆく狩猟をやるかも知れないけど、今はキャンプとかでしかナイフを使う機会が無いけど、一生モノのナイフが一本欲しいっていうような方には自信を持ってオススメします。

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昔のキムンカムイはナロータングがあったみたいですが、たぶんマイナーチェンジを経て今は全てフルタングで、薪割りだってガンガン使えそうです。

あえて書くなら刃が分厚いので、山菜採りには向きません。

そしてキムンカムイを買おうか迷ってる人は高確率でキムンカムイ2も気になってると思いますが、私はキムンカムイ2は触った事も生で見た事もないので分かりません。

Gサカイさんのオンラインストア情報を見ると、2の方が少し小型で刃も薄くなっており、細かい作業に向いてるのかなとは思います。

 

1つ言えるのは、どちらも想像より一回り大きいという事です。キムンカムイは全長26cm、キムンカムイ2でも全長22.5cmあります。1番良いのは手に取って見る事なんですが、それがなかなか難しいんですよね・・

 

さて最後に私のメインナイフであるクリスリーブ社グリーンベレーというナイフです。

刃長:約142mm

刃厚:約5.4mm

全長:約276mm 

鋼材:CPM S35VN 

硬度:55-57 

ハンドル:マイカルタ

重さ:約322g

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タヌキに噛まれまくってコーティングはボロボロになりましたね。

ハンドルに関しては、握った時最も力が入り易いハンドルです。

ハンドルに関して今思うのは、モーラはあまりこだわりを感じられませんが、服部ナイフ、キムンカムイ、グリーンベレーそれぞれにコンセプトを感じられるような気がします。

 

服部ナイフは持った時の心地良さ、キムンカムイは解体のし易さ、そしてこのグリーンベレーは、殺人に特化したナイフであると感じます。

グリーンベレーを持った時、手に馴染むというより、「力を入れ易い」もっというと、「勝手に力が入る」感覚に陥ります。

 

たぶん何言ってんだコイツ○してやろうかと思ってらっしゃる方が多いと思いますが、本当に握った瞬間に敵にナイフを突き刺す準備が完了してる感じなのです。妙な緊張感が走るのです。

 

そもそもグリーンベレーというのはランボーという超面白い映画主人公であるランボーが所属していたというアメリカかどっかの特殊部隊の名称で、そのグリーンベレー訓練終了時に配られるナイフとほぼ同じ物?らしく、そりゃ人殺す事に特化させるだろうねという浅はかなイメージを具現化させたかのような握り心地です。

 

それだけに山の中でこのナイフを持ってる時の安心感は格別です。勿論クマと闘おうなどとは1ミリも思いませんが、一応心強いです。気持ちだけの問題ですが気持ちは大事です。

 

最初は私はこのナイフしか持ってなくて、このナイフが良いのか悪いのか本物なのかニセモノなのかさっぱりわからないまま使用してたんですが、後に他のナイフを使ってみて気付いた事があるんですが、

 

一回も研ぎ直した事が無い

 

という事。厳密には最初の頃メチャクチャな研ぎ方をしてしまって全然切れなくなって、脳が混乱してクルクルパーミヤンになった事があり

、その後研ぎのプロにお金払って研いでもらったという淡い記憶があるんですが、それ以来使用後に切れ味の低下を感じた事が無かったのです。

 

勿論使用後に手入れはしてましたが、刃こぼれも無く、プロが研いだ後に下手に研ぐとまたややこしい事になるし、と言うか切れ味変わってないし・・いっか!みたいな

 

私は他のナイフを知らなかったので、そんな事は全く気にしてなかったんですが、特にモーラナイフの切れ味の低下具合を体感してから、これは本当に凄いナイフだったんだなと思いました。

 

グリーンベレーの鋼材はCPM-S35VNというもので、とりあえずスゴイ鋼材らしく、そんなに硬くないのに鋭い刃が付けられ、更にやたら長く切れる(切れ味が長持ちする)、しかもサビや腐食にも強いという夢のような鋼材らしいです。私から見ると、今の所欠点は値段だけです。

 

グリーンベレーはハンドルの素材がイカルタというモノですが、若干吸水性があるので、衛生面ではあまり宜しく無いと思います。あと言うまでもなく山菜採りには向きません。

 

初めて買った高級ナイフなので思い入れが強く、形状的に刺突性能に優れているので、獣の止め刺しには今後も使いますし、山に入る時には必ず携帯します。

器用貧乏という事はどんな事でもある程度こなせるという事なので、今後もとにかく使いまくります。

 

最初はグリーンベレー1本でやって行こうという硬い決意を持っていたのですが、どういうわけか物欲に負けて刃物を追加しまくっていった結果、図らずも比較できるようになってきました。

 

結果的には愛するグリーンベレーの良さが実感出来る様になってきましたし、我慢するのも体に悪そうだし、皆様も凝り固まらず思い通り生きていきましょう。その方がたぶん良い方向に進む・・事もあります。

 

あと山菜採り「向かない」というのは植物を「切り辛い」という事で、全く使えないというわけではありません。切ってみれば分かりますが、「切りにくい!刃が必要以上に厚い!」って心の中で言うと思います。

 

質問とか、間違いとか、あれば、なんなりと

「近況」とは本来どこからどこまでの

皆様お元気ですか。

 


近況というか、前回の記事から本来書くべき事が怒涛のようにありすぎて、もはや収集が付かない状態です。

 

何度でも言いますが、マメに更新出来る人を心の底から尊敬致します。羨ましい。そうなりたい。そうあってしかるべき。そういうふうにせないけんのやろけんどもの。

 

でも、さっき書きながら気付いたのですが、私には「雑」に生きる事を極める事が出来る「素質」があるのかも知れません

 

されば「雑」を極めんとする者の近況報告を御覧に入れましょう。ぜんざいぜんざいー

 

 

去年の10/29に箱罠を譲り受ける→コレを車で入って行けない所に置きたい→重過ぎて持てないのでバラす→1人で運ぶ→めちゃめちゃキツい本当にめちゃめちゃキツいので数日に分ける→11/8設置完了→11/26箱罠でタヌキ獲れる→というかその前に仕事中に怪我をして労災で仕事を休む(11/22〜12/6)→すっかり忘れていた銃の所持許可に必要な「教習射撃をやる許可」が下りる→今年もお世話になりました→新年ほにゃらら→教習射撃に行こうとする→射撃場が遠過ぎる&雪道を走らないといけないので当日朝出発したのでは間に合わない可能性がある→前日に前乗りする→射撃場の奥の山中で安いテントを張って安い寝袋(春夏用)で寝る(外気温-8℃)→教習射撃合格→風邪引いてコロナの検査受けさせられて陰性今ココ

 


以上が「近況」です。

 


上記に関して言いたい事は20トンぐらいありますが、とりあえず今1番言いたいのは

 

銃関係の手続きウルトラめんどくせぇーー


めんどくさい

めんどくさい

めんどくさい

めんどくさい

・めんどくさい

・めんどくさい←コレ!

 

ですね。銃の所持許可に必要なお医者様による診断書(正常な人間ですという証明)身分証明書の有効期限3ヶ月て。

 

やればわかると思いますが、診断書貰うのって私にとってはこの世の手続きの中で5本の指に入るぐらい憂鬱なんです。待ち時間が異常長く、請求される金額が高い。

 

普通にやってると3ヶ月なんて余裕で過ぎ去って行くので、それをまた貰いに行かないといけない。イケズやなぁ

 

ところで話が飛びますが、この記事は先週ぐらいに書いてメモに保存しておいたんですが、

推敲を重ねて(!)ようやくup出来ようかという時にまさかの大事件が起きましたね。猟銃立て篭もり・・

 

私としてはこの事件の犯人は例え銃を持ってなくても包丁とかで犯行に及んだだろうと思うのですが、世間は「銃怖い」という印象しか持たないでしょうから、こういう面倒くささも致し方無い事なのでしょう。

 

それにしても「間」が悪いですねー、無事に銃の所持許可下りるのか不安になってきます。この記事が不謹慎だ!」とかいって炎上するんじゃないかというのと同じぐらい不安です。

 

まぁ、不安は不安として、下りなかった時は下りなかった事として、それはそれ、そのように生きていくだけです。なんだってそうさ


さて、銃に関しては元々全く興味が無かったのですが、実際ここまで話が進んで、いざ買う銃を決めないかん!ってなってくるとにわかに興味が湧いてきました。

 

ここ2年ぐらい人から「銃は何買うの?」と聞かれる度に必ずミロクの上下二連(ms2000 フィールド)です!と答えて来ましたが、教習射撃当日迷いが生じ、その翌日にはベネリの上下二連を買う事になってました。たった2日で2年間積み重ねた堅い決意を粉砕しました。人の心や言葉ほど信用出来ないものはありません。だから皆様は他人に何を言われても気にしてはいけません。雑に生きましょう。

 

そうして無事に教習射撃も終わったので、後は書類揃えてまとめて警察に突き出せば、3月か4月には銃を所持出来るというわけです。

 

ちなみに教習射撃は外でやるので、冬だと厚着してるし寒いし、本当に最悪なので、出来れば冬以外にやれるようにしましょう。

厚着してると銃の肩当ての時にズレやすいのです。

 

 

タヌキ編とか教習射撃編とか、もっと、こう、スマートォーにオシャレェーにスムーズィーにアップゥーしたいーYO〜

 

 

今回は以上です読んで下さった方ありがとうございました!

オオスズメバチの巣を採ってきた話(虫画像注意!)

成り行きでやって来ました。

 

一応閲覧注意です。虫が苦手な方は見ない方が良いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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現場で巣の周りを飛んでるハチを見て半端じゃ無い大きさだったので、まず間違いなくオオスズメバチだと判断してたのですが、採って来てから一応念のため調べてみたらやっぱりオオスズメバチでした。

 

私は蜂の巣を襲撃する事自体が初めてで、いきなりオオスズメバチの巣を1人で襲うのはかなり怖かったので、周囲の人に興味の有無を聞いて回った所、、

 

過去に「2回」ほど「キイロスズメバチの巣」を採った事がある人が「じゃあ今晩行こうか」と言って下さったので、急遽仕事終わりに防蜂の為の様々を買いに走って家にあった様々をかき集めて現場に走りました。つまり2人ともオオスズメバチは初めてです。

 

しかし結果として2人とも全く刺される事なく巣を持ち帰れたので、一応装備は書いておきますが、御決まりの「絶対に真似しないで下さい」とだけは書かせていただきます。ちょっとでもミスがあると本当に死にます

 

 

一応前々から調べてた中で、オオスズメバチ針の長さが6〜7ミリと、意外と短いという事を知り、それなら帽子1つでは針が届くとしても、帽子を2つ、しかも麦わら帽子ならかなりスキマが空くので、フードも合わせれば針が頭に届く事はほぼ有り得ないと判断しての装備です。ヘルメットとかなら重ねる必要もなさそうです。

 

というわけで装備ですが

 

上から

後述するカッパのフードを被り、その上に麦わら帽子、更にその上に麦わら帽子、その上から防虫ネットを被りました。あと仕事で使ってる保護メガネ。今回は無かったのですが、毒を飛ばしてくるという事なので。

 

トップス

ダウンジャケットを家の中で探してたのですが、なかなか見つからず、相方は時間に余裕が無くて集合時間がかなりシビアだったため、あり合わせで

 

ロンT

ウールの編み込みセーター

薄手のジャケット

素材はよく分からないがゴムみたいな厚めのカッパ(透湿性無し)

 

これで行けました。ウールのセーターが少し厚みがあるタイプで、とにかく着膨れする事を意識して着込みました。

 

下半身

チェーンソーパンツ(前面に綿入り、裏側はペラペラ)

中綿入りパンツ

上記のカッパの下

以上です。チェーンソーパンツは仕事終わりだったのでそのまま、中綿入りパンツが見つかって本当に良かったです。分厚いので安心感が全く違います。

 

手袋は軍手の上にシリコン製の耐熱グローブを被せました。オオスズメバチをガンガン手掴みしても全く問題無かったです。シリコンは貫通出来ないのか、厚みの問題なのかは知りません。

 

足元は良くある普通の長靴です。

あとは隙間が空きそうな所にテープをぐるぐる巻いて終わりです。

 

真似するなと言われてもやる人はやるでしょうから、とにかくハチが止まる表面から皮膚まで最低1cmの隙間を確保するという事と、隙間からの侵入を防ぐ事に全力を注げば、家にある物だけでも戦えると思います。しかし失敗しても私には責任は取れません。御武運を祈るばかりです。

 

戦利品たち

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だいたい幅が50cmぐらいでした。本当はもっと奥にもあったと思うのですが、幾分2人とも初めてでかなり手こずったので、ちょうど4層取れた段階で「時間無いしこれで十分やろ」ってなって、残りは殺虫剤を撒いて帰りました。

今となっては後悔しかしてません。次は必ず根こそぎ獲ります。

 


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幼虫もかなり取れたのですが、写真を撮り忘れました。

獲り慣れてる人からしたら普通の量かも知れませんが、虫を食べる事自体私は人生初めての経験でしたので、「量が半端ねぇ!!しかも2人で分けたのに!!」っていうのが正直な感想です。ちなみに家に帰ってから全部取り出すのに4〜5時間掛かってます。

 

で、人生初の昆虫食の感想ですが、何よりまず「見た目」ですね。拒絶感が凄まじかったです。幼虫なんてどう見てもカブトムシの幼虫の仲間にしか見えず、「マジでこれを食うのか」って頭の中で36回は言いました。2回は口に出てました。

 

でもまぁ、これだけの命を奪って来たわけですから、勇気を出してまずは1番抵抗の少ない色の着いてない蛹を炒って食べてみました。

 

炒ってる最中から香ってくるのは完全に甲殻類の香りでした。なるほどこれが昆虫がエビ味とか言われる由縁なのか。

 

どの程度火を通して良いか分からず、適当に塩振って食べてみましたが、とても味が濃い物体でした。

「ナッツのような」とよく言われますが、本当にカシューナッツとかアーモンドみたいな感じの優しくてしっかりした味です。もちろん香りは全然違いますが。

 

少し色がつき始めた蛹は少し外骨格が気になる感じですが、それでも炒っただけで美味しく食べられます。

 

色の着いた蛹や、成虫に近い物は揚げるのがオススメと言われたのですが、とりあえず揚げるとメチャクチャ膨らみます

 

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アゴなんて最大に開いた状態になるので、顔を近づけた時の威圧感がハンパないです。死してなおこれ程の恐怖心を植え付ける事が出来るとは、Wikipedia書記官をして陸海空全ての生物の中でもトップクラスに危険であると言わしめるだけの事はあるなむなむ

 

そして、油の温度が低かったせいか、パリパリには揚がらず、色んな部分が死ぬ程硬く(特にアゴ)、途中から頭を取って食べるという体たらく。これは蛹がまだまだ残ってるので、リベンジします。成虫なんてもっと硬いでしょうし。

 

 

そして問題の幼虫ですが、結論から言うと私は幼虫が1番好きになりました。

 

本当に最初の最初、「初めて食べる」という一線さえ超えてしまいさえすれば、皮はとても薄くて柔らかく、ハラワタを取って調理すれば臭みやクセなどほとんど皆無と言っても過言ではなく、味は濃厚で、頭もとても柔らかい

 

幼虫に関しては、ほぼバター醤油焼きでしか食べてませんので、残って冷凍した奴は違う食べ方もしてみたいと思います。

 

改めて本記事を読むと、採ってる最中の事が全く書かれてませんが、それは2人ともあまりにも余裕が無かったため、写真とかも撮る準備すらしておらず、このような無様な記事になってしまいました。申し訳ありません。

 

 

次はしっかりと採ってる最中の記録を残します。たぶん来年になるやろなー

 

 

ブーン

ハイクカムSP3と折れた特殊警棒とミステリー

ハイク3様が頑張って色々と撮影して下さってるのですが、動画の編集とか諸々のややこしさが私にクリティカルヒットしており、なかなか動画をupするという事に至りませぬ。

 

前回獲れたシカですが、駆除の期間ですので色々と写真を撮らねばならず、しかしマーキングスプレーなど持ってなかったので急遽買い出しに走り(この時既に夕方)、いざ写真を撮ろうとした時には夜になっていて周囲は真っ暗、ヘッドライト1つでシカ全体と書類を写すのは至難の業でしたので、翌朝明るくなってから撮ろうとシカを罠から外して少し広くて分かりやすい場所に移動させ、一旦帰宅しました。

 

翌朝早くに写真を撮りに行くと、死体が無い

 

え?!え?!何それどういうこと?!と脳が混乱し、(もしかして場所を間違えてるのか??)と思ったのですが、目印に地面に立てた大きめのスコップ目の前に刺さってるし、ここに死体があったのは間違いありません。

 

よくよく考えてみると、私が死体を発見した時には獲物の足を締めるハズのねじりバネは外れていてワイヤーが少しでも緩むと簡単に抜ける状態でした。にも関わらずシカの足に掛かったワイヤーは不自然に引っ張られていて、シカの足に食い込んでいる状態でした。

その日私が罠に近付いた時にも、シカは死んでるのに「ガサガサ」と何か動く音がしました。

そして極め付けは

 

https://youtu.be/4HqaKaTmCZA

 

 

やはり私のシカを奪ったのは貴方でしたか

 

 

罠の近くでハイク3様が撮影して下さったツキノワグマです。彼が持ち去ったという事でほぼ間違いありません。

 

 

ちなみに3様には少しでも情報を稼ぐ目的で最長の2分間撮影して頂いてるのですが、2分は長過ぎるパターンが9割で、動画を短く切りたいのですが、そんな簡単そうな事すらまだ出来ないのです。なので苦肉の策としてこのようにPCを携帯で撮影しました。

 

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ところでこれは折れた特殊警棒です。警棒の威力についてはまだ実戦で使って無いのでよく分かってませんが、やばそうなのは振ってみれば何となく分かります。

 

元々獲物の止め刺し前に気絶させる為に買った物ですが、クマがウロウロしてるというのがハッキリ分かったので、クマ撃退用も兼ねてました。

そもそも遭遇しない工夫はしてますし、こんな物で倒せるとは思ってませんが、マトモに振ってマトモに当たれば人の頭蓋骨も割れるという事らしいので、万が一鉢合わせた時に追い払うぐらいの事は出来るかも知れません。

 

ちなみにこの警棒は伸縮出来るタイプです。

これが折れた経緯は、振り出して伸ばした状態から元通り縮める時に「硬い地面に叩きつける」という実に漢らしいやり方が「公式」のやり方で、なかなか縮まなかったため、近くの木を強めに殴ったら真っ二つに折れて半分から上がFLY AWAYしたのです。いつまでもふたーりーこのままー

 

これは少し安めの棒(それでもそこまで安くはない)だったので、素材が悪かったのかな、とあるお店のオリジナル製品でした

次は品質に定評のあるらしいASPの警棒を買ってみて、それでも難が有れば特殊警棒以外のモノを探します。

 

やはり人生で何万回でも思う事、それが安かろう悪かろう。それが真理、フライアウェイ

ご報告

2021年8月26日に初めてニホンジカが罠に掛かっているのを発見しましたが、既に死んで数日経っている状態でした。

 

私のせいで必要以上にシカを苦しめてしまった事が情け無く、悔しく思います。また、応援して下さった方がいらっしゃいましたら大変申し訳ございません。

 

二度とこのような事が起こらないようにします。

 

とりあえずハイクカムSP3(以後ハイク3)がかなり仕事してくれてるので、また動画付きで更新します。ちなみに今回のシカの映像は、別の場所なので撮れておりません。

 

それでは、また。

うおおおおおおお

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買っちゃいました!初のトレイルカメラです!

ハイクさんのハイクカムSP3、トレイルカメラの知識ゼロから2日掛けてネットで調べた結果これにしました。

どうやら2021年7月20日にリリースされたみたいですね!今届いたばっかりなので使用感とかはさっぱり分かりません!とりあえず

 

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見た目が思ってたより30倍カッコイイ。とだけ書いておきます。

 

さて

 

もはや時間が経ちすぎて色々な事がありすぎて今更どのツラ下げて何から書けば良いのか完全に見失っております!そもそも見失う事ほどの事なんか絶対に見えてませんでしたがね!

 

ひとまず近況というか、以前釣りがどうたらこうたら書いた気がするんですが、魚なぞは未だ1匹たりとも釣れてません。釣りの為に買った服部ナイフが火を吹く日は来るのでしょうか。

 

今更過ぎますが4月から獣害駆除隊員に任命されまして、でも仕事が激し過ぎて活動らしい事はしばらく出来ておらず、どうしたものかと思ってたら縁があって専業猟師の方の罠猟・流し猟に同行させてもらって様々な刺激を受けてモチベーションがだいぶ上がり、日々の限られた時間と体力で出来る限りの罠猟をやっております。

 

その後、生まれて初めてのカラハジキを経験して歓喜(獣に罠を踏ませて発動させられた事が嬉しかったのです)し、その後罠に掛かって外れた形跡を見て更に歓喜し、その後もカラハジキに次ぐカラハジキに次ぐカラハジキそろそろイライラして来たのが今です。

 

獣の気配が濃いのでおそらく獣が罠を踏んでるんだと思うのですが、比較的入りやすい山なので人が入って来てる可能性も否めません。

その場合カメラを仕掛けるのは盗難される恐れもあるんですが、その可能性は低いと信じて、何の動物がどんな風に動いてるのかを知りたくてカメラを導入しました。

 

頼むから盗らないで!本当にお願いしますよ!

 

良い画と獲物がとれたらいいな、そしてブログを定期的に更新していけたら良いな・・(切実

買っちゃいました

約束通りログインしない日が続いております。しかし毎日苦しみながらも生きております。精神は至って健康ですが肉体が色々ヤバいですのです。

 

たぶん書いてなかったと思うのですが私の現在の職業は木こりです。毎日山の中に入ってチェーン・ソーやら草刈り機やらを振り回しているのです。それを始めてもうすぐ3ヶ月経とうとしてます。光陰矢の如し。

まぁ最初の頃は機械を担いで山に登るだけで死にそうになってたし、それはもうブログどころでは無かったのです。ようやく少しだけ慣れて来たような気配はあります。

 

そして早い所では渓流が解禁となってますが、全体的に解禁になるのは明日からなのかな、とにかく明日からは大体どこでも釣りが出来るという事で、狩猟ナイフとは別に魚釣り用ナイフ兼狩猟ナイフのサブを探しに今日は岐阜県は関市まで遥々赴いたのです。

昔からネットでナイフを検索しまくっており、良いナイフを沢山置いてる店が関市にあるという事を知り、この店に行くためだけに貴重な休みを潰して車で数時間走ったのです。この店に行くのが私にとっては1つの夢だったのです。私はロマンに生きる。ロマンスの神様この店でしょうか

 

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おっおまぇええええええええええええホームページに載せとけよそういうことはさぁあああああぁ!!!!!!

 

 

この店舗は何故か通常は土曜日休みで日曜日は営業してるとホーム・ページに書いてあったからわざわざ日曜日に来たのに

 

こうして私のロマンスは途絶えました。星が、星が違うたわい、星が・・

 

しばらく茫然自失となりましたが、明日から仕事終わりにちょっとだけ釣りに行くつもりなので、もうなんでも良いからナイフを買って帰らないと気が済まないし、そもそも笑えないぐらいガソリンと時と集中力と愛しさと切なさと心強さを浪費してるし、半ばヤケクソで刃物屋を探すと、結局前回関市に来た時に行った刃物会館と、刃物会館本店が近くにあるという事が分かりました。さすが刃物の街

 

ちなみに前回もこの店(山秀)目当てで関市に来たのですが、店の名前のウロ覚えにより違う店(三秀)に行ってしまったという経緯があります。宿命(さだめ)ですね。

 

今日は前回行かなかった刃物会館本店に行く事にしました。

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裏口です。

 

ここで色々見て、悩んで結局もう一つの刃物センターにも行って、またこちらへ戻って来て()結局ゲットしたナイフ、それが

 

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みんなの憧れ服部刃物です!!!

 

本当は全く買う気はありませんでした。しかもこれがまた小さなナイフで

 

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他の狩猟ナイフなどと一緒に陳列されてしまうと

 

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とても頼り無く見え、しかもなかなか良い値段するのです。では何故買ったのかというと・・

 

私が過去に居た会社で働いてた服部さんという人はとても仕事が出来る人で、同僚の中でカリスマだったし、知り合いの知り合いの服部さんもとても仕事の出来る人だという話を聞き、やはり徳川家康の守護神であったという最強の忍者・服部半蔵を始めとする日本全国の服部さんの仕事は信頼できると確信し、服部刃物に絶大な信頼と憧れを抱いていたのです。高いし。高価なのには理由があるはず。

 

そして鋼材にVG-10を使用して作られたナイフであるという条件は絶対に外せない中、たまたまこのナイフもVG-10を使用している。というか他に選択肢があまり無かったという、これもまた宿命(さだめ)ですね。以上です

 

もう少し大きいベストサイズの服部ナイフも有ったんですが、刃がコンベックスだったのと値段がグリーンベレーを超えるという事で選択肢から外しました。流石にサブにそこまでのお金は掛けられないし、直刃のが欲しかったのでーす本当でーす

 

あとは同じぐらいのサイズの中からどれを選ぶのかという問題になり、

 

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(公式ホームページより)

こちらの50周年記念モデルと悩み、両方触らせて貰う事に。

 

845(買った方のモデル名?)はナイフとしては小さい部類で、頼り無く見えたのは前述しましたが、実際に手に取らせて貰った瞬間に頭の中で(重っ!!!!)と叫んでました。見た目の3倍重いです。凄く良い重さ。手に持つと頼もしさが溢れて来ます。

 

見た目的にはどう見ても50周年記念モデルの方が持ちやすそうで、カッコイイし、845は柄が直線的で持ちにくいのでは?と思ったのですが、上から見ると

 

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分かりますかね?横に微妙に膨らんでて、これのお陰でどんな持ち方をしても安定するし、力を込めやすくなっているのではないか?と思います。結局手に馴染んだ845に決定したという次第です。写真ではこんな事は分かるはずが無く、ネットでは絶対にこのナイフは買わなかったと思います。しかし今は既にこのナイフに惚れ込んでますし、やはり高価なナイフを買おうとする時は可能な限り実物を手に取ってみるべきだと思いました。星が違うた、とか言ってましたが今日は本当に良い出会いをありがとう星。

 

まだ使用感とか分かりませんが、また釣りでガンガン使ってみて書く気になればレビュー書きまーす